忘れないように。

今年のTHE MANZAIウーマンラッシュアワーさんのネタについて少し。

 

賛否両論あるみたい。「漫才じゃない」とか「お前が言うな」とか「あそこでする話じゃなかった」とか否定的な意見も多く見つけた。でも、村本さんが言わなかったらだれが言ってた?日に日に震災の話はニュースに取り上げられなくなっていく。取り上げられても大きな話題ばかり。でも当事者にとっては毎日何かしらの出来事が当たり前のように起こってる。それについて誰かが声を上げてくれないと気づけない。考えない。耳を傾けない。芸人が言うことじゃない?確かにあの場はおもしろいネタをする場だとは思う。それを承知の上で村本さんは声を上げてくれた。いつもと違うマイクパフォーマンスまでして。その意味ってなんだろうって。テレビを通して、わざわざ私たち国民に伝えたのは何でなんだろうって。すごく考えさせられた。

 

 

先日、熊本城に行ってきた。熊本に住んでるけど、実は熊本での地震後初めて行った。本丸とかは工事が着々と進んでるようだったけど、石垣は地震後の崩れたままのとこが多かった。けっこうきついよ。生で見ると。大きな石がガラガラと崩れてて、土砂が覆いかぶさってて。そびえ立っていたであろう木までもが根っこを見せる形で横たわってた。まだまだ震災は終わってないの。みんなまだ戦ってるんだって。でもさ、そのことみんな知ってた?どこまで修復が進んでるのか知ってた人、どれくらいいる?熊本県民の私ですら知らなかったのに。そういったことだって意図的に声を上げていかないと忘れていかれるんだよね。

 

LGBTの事にも触れてたね。最近よく耳にする言葉。確かに、カミングアウトなんて言葉使うのはおかしいよな。でも、自分と違う特徴を持つ人に偏見を持つのが人間だというのも事実。自分の常識と違った事実を目の前に突きつけられると動揺するものである。ただ、それを理由に目線を変えるのは違う。なんにせよ、ただ好きなものが違うだけだ。好きなアーティストが違ったみたいな、そんな些細なレベルだと私は思ってる。「男が男を好きになった」、「女が女を好きになった」のではない。「好きになった人が男だった」、「好きになった人が女だった」だけで。

 

 

 

ここまで書いてきたけど、ようは私は村本さんの発言はすごく良かったと思ってる。なんて浅はかな感想だよね。でもさ、実際何か行動を起こそうと思ったら正直お金と時間、場合によっては権力もいるんだよ。1人にできることなんて限られてるってことは事実。しょうがないこと。それでも、村本さんはあの場を使って私たちに伝えてきた。それをどう受けとめたのかってのは色んな人に聞いてみたいね。

 

 

最後に。「中川さんいった?」って声もあったけど、中川さんは絶対必要だと私は思った。カメラに2人が映るだけでいい。確かにウーマンラッシュアワーとしての舞台であの話を続ける真意は本人達にしか分からないけど、中川さんがいるから雰囲気が柔らかくなると思うの。ほっと安心するというか、こっち側も無理をせず見れるというか。村本さんの話を一緒の立場で聞いてる人が目に映るだけでなんか落ち着かない?私だけかな?

 

 

 

長くなりすぎた…。書きすぎた。かなり個人的な内容になっちゃいました。あくまでもこれは私の意見。感じたこと。言葉に残して置きたかったから書いた。ってこと、覚えておいてね。